2008年11月12日

中性子線 がん治療に期待 パート1

 最新のがん治療情報を見つけましたので、ご案内します。
内容が多いので4回に分けてお送りします。 では、第1部のスタートです。
 
 中性子線を使ってがんをたたく「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)が、治療の難しい脳腫瘍や顔、口腔のがんに効果的だとわかってきた。
 
 神奈川に住むTさん(20歳)は3年前、思い当たる節がないのにものを良く落とすようになった。疲れが溜まったのだろうと様子を見ていたが、ある日、夜中に痙攣を起こし、救急車で総合病院へ搬送された。悪性脳腫瘍と判明、手術で患部を切除したが、複雑に入り組んだ病巣を全て取り切ることは出来なかった。
 
 中性子線をあてる放射線治療があることを知り臨床研究に取り組む大阪医科大学脳神経外科の宮武伸一准教授に診てもらった。京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)まで出向き、BNCTを1時間かけて受けた。再発は見られず、今は社会復帰の準備中だ。

BNCT治療に取り組む主な大学
(京大か原子力機構の施設を使う)
・京都大学(原子炉実験所)
・大阪医科大学(脳神経外科・歯科口腔外科・耳鼻咽喉科)
・大阪大学(第2口腔外科)
・筑波大学(脳神経外科)
・徳島大学(脳神経外科)
・川﨑医科大学(放射線科)

次回に続く  


Posted by エリック at 11:41Comments(0)

2008年10月29日

MRマンモグラフィー パート2

少し日にちがあきましたが、パート2を書きます。

 ▽半額を補助
 通常のMRIでも乳房の断面は撮影できるが、医療機関では、MRIに取り付ける乳腺撮影専用装置(マンモコイル)の導入が進んでいる。患者が寝る台の上に設置、うつ伏せになった患者の胸があたる部分に穴が二つ開いており、乳房からの電波を間近でキャッチするため、より精密に映し出せる。
 国も「マンモコイルは治療に有効」として、全国356の拠点病院に2年をかけてコイルを整備するため、2008年度予算案に八億7千万円を計上した。1台千数百万するコイルの新規導入や最新機種への更新の際、半額を補助する。
 「日本放射線科専門医会」は07年12月から08年1月にかけ、MRマンモの実態を調査、2月に東京で開かれた日本乳癌画像研究会で中村センター長が結果を報告した。

 ▽実施は85%
 調査の対象は、拠点病院と乳がん手術件数が多い病院の計549施設で、321施設(拠点179、それ以外142)から回答があった。MRマンモを実施しているのは85%にあたる272施設で、実施率は拠点病院が85%でそれ以外の病院は80%だった。行っていない理由は、
・診療科からの依頼がない
・放射線科が受け付けていない
・MRIがない             など。
 272の施設のうち、コイルを使っていたのは214施設で、使っていない施設の半数は「コイルがない」ことを理由にあげた。
 中村センター長は「きちんとした画像を取るにはコイルが必要」と指摘。年間の乳がん手術数が150件以上の病院は40施設ありその半数の22施設は拠点病院ではなかったことから「コイル整備が拠点病院だけでよいのかや、乳がん診療の態勢を考える必要がある」としている。  


Posted by エリック at 12:31Comments(0)

2008年10月23日

MRマンモグラフィー パート1

被爆のない乳がん精密検査
「MRマンモグラフィー」病巣くっきり治療に成功

 マンモグラフィー後の精密検査として、磁気共鳴画像装置(MRI)を使って病巣を調べる「MRマンモグラフィー」が注目されている。手術で摘出する範囲を決めたり、手術前の化学療法の効果を確認したりするのに有用で、国も全国のがん診療連携拠点病院に専用装置を整備する方針を決めました。
    
 検診で広く使われているマンモグラフィーは、乳房を透明な板で挟んでエックス線で撮影する。これに対しMRマンモは、円筒形のMRIで強い磁場を発生させ、人体から出る電波を受信、画像化する。検査にかかる時間は30分。聖路加国際病院の中村清吾ブレストセンター長は「最大の特徴は、エックス線を使わないため被爆しないこと」と説明する。
 
 ▽方針決定に
MRマンモは、米国では乳がん検診に追加する有用性が報告されている。日本では、マンモグラフィーや超音波による検査で異常が見つかった場合の精密検査という位置付けだ。
中村センター長によると「乳管内のがんの広がりが細かく分かるので、温存手術か全摘手術か治療方針を決める上で欠かせない。」がんがあるのとは反対側の乳房の検査、手術前に行う化学療法の効果判定などにも利用され、同病院では手術が決まった患者全てにMRマンモを実施しています。

一気に書いて疲れました。
パート2は次回に回します。

  


Posted by エリック at 14:06Comments(0)

2008年10月15日

がんの危険な9つの兆候

長く、記事を書かずにすみませんでした。
更新しない間にも訪れてくださる方がいて、有難かったです。icon01
あまりがんばり過ぎないように、これからも情報発信していきます。
よろしくお願いします。face02


「がん」は日本における死亡原因の第1位であり、
毎年約30万人の人々が亡くなっています。

3人に1人が「がん」で亡くなります。
俳優の緒方拳さんや峰岸徹さんもそうでしたね。

ただ、治療方法は飛躍的に向上しています。
生存率が上昇している理由は、健康診断、検査機器などが進歩し、
手遅れになる前に「がん」を早期発見できるようになったからです。

     ~「がん」の危険な9つの兆候~
1.胃の具合が悪く、食欲減退し、食事の好みが極端に変化した。
2.おりものや不正出血がある。
3.乳房の中にシコリがある。
4.飲み込む時につかえる。
5.便に血や粘液が混じっている。
6.声がかすれる。
7.治りにくい潰瘍がある。
8.せきが続いたり、痰に血が混じっている。
9.尿の出が悪かったり、血が混じっている。

本日は、このへんで・・・
  


Posted by エリック at 14:44Comments(0)

2008年04月15日

乳がん用の抗がん剤ハーセプチン

「がん治療最前線」 ハーセプチン -再発予防にも効果ー

乳がんが再発した際に使う抗がん剤「ハーセプチン」を、手術後の再発予防にも使えるようにしてほしいとの声が医者や患者の間で高まっています。日本も参加した国際臨床試験で再発リスクが半減することが分かりました。

治験の結果、投与すると1年後の再発危険性は46%低下するという結果も出ています。
しかも、今までの抗がん剤治療のように、吐き気や倦怠感や脱毛などの副作用により「死ぬほどの苦痛」を味わうこともありません。

ただ、ハーセプチンの課題は高額な治療費です。1回の投与で自己負担分だけで10万円。1年だと170万円にもなります。経済的な理由で治療を断念する患者も出ています。

国内では中外製薬が06年11月、厚生労働省に術後補助療法の申請をしました。
来春あたり認可が下りるかもしれません。

どちらにしましても、がんと戦うには
検診・最新情報・お金
が必要です。

では、本日はこれまで・・・  


Posted by エリック at 21:56Comments(0)

2008年04月07日

AEDで助かる命

永らくのご無沙汰ですみませんでした。
3月は、決算月で仕事の量が半端でなく、心の余裕がありませんでした。
保険業界は、昨年来、契約の適正化に向けた取り組みを行っており、例年に増して仕事量が膨らんでおりました。
少し落ち着きましたので、再開させていただきます。
この1ヶ月あまり、何度かのぞきに来てくださった方、済みませんでした。

で、何でいきなり「AED」なの? と、思われるでしょう。
がんとは、直接関係ありませんよね。
ですが、大事なことなので取り上げてみました。

心臓しんとうという言葉をご存知ですか?
脳しんとうは、一時的に意識を失うが通常はその後元通りになります。
心臓しんとうは若年者の、胸部に比較的軽い衝撃が加わった直後に、心室細動などの致死的な不整脈に襲われ心停止します。
死亡例でも心臓の損傷もはっきりしないことも多く、タイミングや衝撃を受けた場所などの偶然性が原因と考えられています。

若年者に起こりやすいのは、成長過程にある人間の胸部は軟らかくたわみやすいためとも言われています。
心停止の時間が長くなると脳への血流が途絶えて大きな障害を受け死亡したり、助かっても重大な後遺症が出てしまいます。

自動体外除細動器(AED)が駅や空港、スポーツ施設、スーパーマーケットなどに設置されるようになりました。
最近では、現場に居合わせた一般の方がAEDを用いて蘇生したというニュース報道も耳にします。
皆さんも、自分がよく行く施設のAEDの設置場所を確認しておいてください。
あなたにも救える命がそこにあります。

では、また・・・
  


Posted by エリック at 10:03Comments(0)

2008年02月25日

白血病とは?

いわゆる「血液のがん」のことです。

血液は、酸素を運搬する赤血球
     主に細菌やカビ、ウイルスを攻撃する白血球
     血管の壁に張り付いて出血を止める血小板などの血球と
     液体である血漿(けっしょう)成分から構成されています。

普段は赤血球の色で赤く見える血液が、がん化した白血球が異常に殖えて白く見えることから「白血病」という名前がつきました。

この病気は1800年代にドイツで初めて報告されましたが当時は十分な検査法や満足の出来る治療法はありませんでした。

今は容易に血液検査が出来ますので、血液が白くなるまで診断がつかないことは殆どありません。
以前は、「白血病=死に至る病」でしたが、現在では医学の進歩により、治癒が期待できる病気の一つになりました。


原因
原因は明らかでないものが多いが、多くの白血病細胞では染色体の欠損や転座が認められ、自律増殖能の獲得との関連が示されている。

放射線被曝、ベンゼンなど一部の化学物質などは発症のリスクファクターとなる。その他にウイルスが原因であるものが知られている。

「白血病は遺伝するのか」ということを気にする方がいますが、一般的に白血病は遺伝しません。
ですから、白血病の父母を持つ子供が必ず白血病になるというわけではありません。
また、患者と接したからといって白血病が伝染することもありません。

治療法
・化学療法
・造血幹細胞移植(骨髄移植、臍帯血移植、抹消血幹細胞移植、ミニ移植)
・分化誘導療法

治療費用
「白血病」の場合、入院治療が他のがんに比べて長くかかるケースがあります。
それは即座に、多額の治療費を意味します。
是非、なにかの備えをしておいて下さい。

では、本日はここまで。  


Posted by エリック at 21:56Comments(0)

2008年02月16日

増え続ける「大腸がんとは」

大腸がんとは、大腸の粘膜に出来る悪性の腫瘍で、直腸がんと結腸がんを総称したもの。
従来、日本人には少ないとされてきましたが、生活習慣の欧米化と共に増加してきて、現在では罹患者数・死亡者数共に大腸がんが胃がんを抜くのも時間の問題とされています。

いかに、食事が大事かということです。
「中国餃子」の問題もあります。
昔の日本人の食事を見直して、穀物を主食とする内容に替えてみては如何でしょう。
食料自給率も上がり、健全な国に近づくと思うのは私だけでしょうか?

【診断】
大腸がんは、早期であればほぼ100%近く完治しますが、自覚症状はありません。
従って、無症状の時期に発見することが重要となります。
大腸がんの検診の代表的なものは、大便の免疫学的潜血反応で食事制限なしに簡単に受けられます。
最近では、がんセンターで手術を受けた人の30%近くが便潜血反応で発見されています。
40歳を過ぎたらこの検査を受けてください。
何度も言います。がんの早期発見には検診が一番です。
そして、発見できたときのことを考えて、お金の準備もしておいて下さい。

では、次回まで・・・  


Posted by エリック at 14:55Comments(1)

2008年02月05日

自ら招くがんという病気

3回にわたって、「乳がん」についてお伝えいたしました。
ここで、今一度がんになるのは何故なのかを考えていただきます。

がんの発生原因は主に、外部要因と内部要因に分類されます。

外部要因

食事
食事の工夫で30%もがんが防げるといわれる程、がんと食事は関連しています。
・栄養や脂肪の採り過ぎ
・強い刺激(アルコール、香辛料など)
・塩分の過剰摂取
・発がん性食物の過剰摂取
さらに、バランスの悪い偏った食事は免疫力を低下させ、がん細胞を排除できなくなります。
食事を作られる方は、家族の命のために今一度お考えください。

たばこ
がんの原因の30%が「たばこ」だと言われています。
タバコの煙の中には、20種以上の発がん物質が含まれています。
しかも、受動喫煙(周りの人の煙の方が数十倍発がん物質が含まれています。)
家族の前で、平気でタバコを吸っている方は、家族をがんの危険に晒している事になります。
どうしても、タバコが止められない方は、せめて人前でタバコを吸うのは止めましょう。
家族や友人、仕事仲間を「がんの危険」に巻き込むのは止めましょう。

ウィルス
がんの10~15%はウィルスよるもの(ウィルス性肝細胞がん等)。
これまでに5種類のウィルスが人の「発がんウィルス」として認識されています。

内部要因

年齢・免疫異常・ホルモン分泌異常
免疫は、がん細胞などの異常を発見した場合、速やかに排除しようとします。
免疫力が低下していると、排除できないばかりか成長します。
がん細胞が腫瘍へと成長していく最大の原因は免疫力低下です。

取り除ける要因はなるべく排除してがんにならないようにしましょう!
では、本日はこれまで・・・

  


Posted by エリック at 10:13Comments(0)

2008年01月30日

最下位は尼崎市

さて、前回までに「乳がん検診」の重要性についてお知らせいたしました。
ここで、受信率のデータをお知らせします。(2005年度)

全国平均は、17.6%
トップは山形県の、40.5%
下位は、埼玉・東京・島根・兵庫の順。
全国的に見ても都市部の方が低い傾向にある。

県内で見ると、トップは豊岡市の41.1%で、ひどいのは最下位の
尼崎市で、な・な・なんと 1.0%です。

市町検診は、集団検診と個別検診がある。
いずれも通常より安い2千円程度で受けられる。
県の疾病対策課は「2012年に受信率50%」を目標に設定。

しかし、私たち一人一人の自覚が無いと達成出来そうに有りません。
何度でも言います。

「女性の皆さん、あなたの大切な家族のために検診を受けてください」

早期に発見できれば、命が助かります。
身体の負担もお金の負担も軽くてすみます。

自分の身を自分で守る意識を高めましょう!
では、本日はこれまで・・・  


Posted by エリック at 06:47Comments(0)

2008年01月23日

クラスメイトの誰かが必ず乳がんになる

本日も「乳がん」です。

がん全体でいうと、
男性の2人に1人、女性の3人に1人が、がんにかかります。

乳がんだけでいうと、30人に1人が罹患し、40~50歳代に多く見られます。
女性がかかるがんの第1位です。

しかし、しこりが2センチ以下でリンパ節や全身への転移が無い早期に治療を開始すれば、約90%が治るとされ、国は40歳以上の人に2年に1度の視触診とマンモグラフィー検診を推奨し、市町が検診事業を担っています。

検診を嫌がる人もいますが、どうか真剣に考えてください。
無症状で、早期発見されたがんは、殆どは治ります。そのためには検診しかありません。

アメリカでは、自己検診とマンモグラフィー検診の普及により1990年代以降、乳がんの死亡率は25%も低下しました。
発見が遅れるほど、治療は過酷になり、生活へのダメージは大きくなります。
がんから、復帰できても大きな傷が身体にも心にも残ります。

ご自身のためだけではなく、ご家族のためにも、定期的に検診を受けてください。
私からもお願いいたします。

では、本日はこれまで・・・  


Posted by エリック at 21:47Comments(0)

2008年01月18日

唯一自分で見つけられる「乳がん」

ご存知ですか?

女性の乳がん患者は
乳がん死亡者の
  ↓ ↓ ↓
  3倍以上

そして、自分で見つけることの出来る唯一のがんです。

観察のポイントです
ステップ1(視診)
乳房の大きさ、形の変化、皮膚の腫れ、ただれ、ひきつれ、凸凹、湿疹等が無いか。
①まず、鏡の前に立って楽な姿勢で両手を降ろし左右の乳房をよく観察する。
②次に頭の後ろで両手の手のひらを力いっぱい合わせ、胸の筋肉を緊張させ前後左右色々な角度から乳房を観察する。

ステップ2(触診)立って
①お風呂やシャワーの際石鹸がついた手で乳房に触れる。
②4本の指をそろえてよく伸ばし、脇の下から乳房に向かって指を進めて行く、さらに乳首、乳房全体を左乳房を触れるときは右手、右乳房を触れるときは左手を使う。つまんで、異常な分泌液が出ないかを調べます。

ステップ3(触診)寝て
①仰向けに寝て、左肩に枕かタオルを入れ、左側の乳房を高くし、左腕を曲げて頭の後ろに持っていく。左乳房を右手で前と同じように脇の下から渦巻きを描くように乳首まで触れる。右乳房も左手で同様に行う。

インターネットで「乳がん検診」と検索してくだくと図入りで色々と出てきます。
皆様の、身の回りの方々に、是非ご案内下さい。
早期発見が、一番大事です。

では、本日はこれまで。  


Posted by エリック at 14:42Comments(0)

2008年01月10日

えべっさんと肝がん

昨日から、「えべっさん」が始まりました。
肝がんの多い大阪・兵庫の人間にとっては、正月からずっとアルコールで肝臓に負担をかけ続けているわけですね。
飲みすぎには十分ご注意ください。

さて本題です。
肝がんの予防
原発性の肝がんは、何らかの肝障害の後に起こります。中でもC型やB型の肝炎ウィルスに感染し、慢性肝炎や肝硬変といった持続性の肝炎を持つ人は危険グループに入ります。

また、アルコールの過剰摂取も危険因子ですので
・適量の飲酒
・休肝日の厳守
を心がけてください。
私が、タバコを止めたり飲酒量を減らした経験から申し上げますと、タバコの本数を減らしたり、お酒を飲み始めてから量を減らすのはかなり難しいです。

タバコなら、節煙より禁煙の方が簡単です。
お酒も、量を減らすより休肝日を作る方が簡単です。

あと、ストレスは想像以上に肝臓を痛めつけます。
ストレスの発散に真剣に取り組んでください。
「そんな方法があれば苦労しない」と、おっしゃる方のための1番簡単な方法は
         ↓
         ↓
       深呼吸

・軽く目を閉じて
・お腹を膨らませながら、鼻からゆっくり大きく息を吸う
・お腹いっぱいになったら、数秒息を止める。
・鼻からゆっくり長めに息を吐く。
身体から、力が抜けていくのが感じられるはずです。
出来れば、あをむけに寝転んで静かなところで、
無理なら、座ってでも結構です。
一度試してみてください。

では、本日はこれまで・・・

  


Posted by エリック at 06:52Comments(0)

2008年01月07日

増加する肝がん(特に兵庫・大阪)

肝がんの死亡者数の割合を全国平均を100とした時に
兵庫は、130。 大阪は、144。です。
全てのがんで見ても、兵庫は、105。 大阪は、110。です。
私が、普段保険の仕事で回っている地域のリスクが高いのは気になるところです。

さて、肝臓についての質問です。
1.肝臓の重さは何グラムでしょうか?
2.肝臓は臓器の中で何番目の大きさでしょうか?
3.肝がんの死亡者数は全てのがんの中で何番目でしょうか?
4.男性の方が死亡者数は多いですがその比率はどれくらいでしょうか?

こたえ
1.1100グラム~1200グラム
2.1番大きい
3.肺がん、胃がん、大腸がんについで、4番目で増加傾向です。
4.なんと女性の2.3倍の比率です。

兵庫・大阪にお住まいの男性の方は特に注意しましょう。  


Posted by エリック at 18:10Comments(1)

2008年01月04日

肺がんの診断と治療

皆様、明けましておめでとう御座います。
今年も、お役に立てる情報をお届けできるように頑張ります。
ブログを始めて、間もないのにコメントを頂きました。
有難う御座いました。

さて、本題。
肺がんの発見、診断は難しい面があるといわれていますが、現在、検診としてはエックス線撮影と喀痰(かくたん)中の細胞検査が行われています。

現在、早期発見のための肺気管支内視鏡(ファイバースコープ)の開発や手術療法、化学療法の新しい方法が進められています。
特に気管支ファイバースコープを使って、エックス線撮影では見えにくいがんも早期に発見できるようになり、中心部肺がんも早期なら70%近くが治せるようになってきました。

また、最近ではヘリカルCT(体の断面を螺旋所に連続して撮影する装置。この映像をコンピューター技術によって、いわゆる3次元の鮮明な映像として診断が可能となったので、今までは見つけにくかった他の臓器の裏側にあるがんなどもよく発見されるようになりました。)を用いて早期診断への取り組みがなされています。

このような最新の検査を受けるためには、「情報とお金」が必要です。
そして何より、「自分の身を自分で守る意識」が大切です。

  


Posted by エリック at 10:28Comments(0)

2007年12月25日

タバコと肺がん

肺がんは、タバコを吸う人の発生率が、吸わない人に比べて高いといわれています。
1日40本以上吸う人が肺がんにかかる率は、吸わない人の
            ↓ ↓ ↓
             約20倍

日本や欧米諸国では、男性の部位別死亡率1位は
            ↓ ↓ ↓
            肺がん

私は、20年以上吸っていたタバコを、約7年前にやめました。
やめるその日まで、40本以上吸っていました。
今では、きっときれいな肺になっていると思います。

なかなかやめれない人も、あきらめないで下さい。
私がやめれたんですから、あなたもきっとやめれます。
  


Posted by エリック at 21:42Comments(0)

2007年12月21日

日本人の年間死亡者数って知ってます?

今日は、皆さんに知っていそうで知らない
問題をお出しします。
全問正解者は、健康を意識する素晴らしい人です。
では、スタート!

問題1.
日本人の年間死亡者数は?
男性: A,約60万人 B,約30万人 C,約5万人
女性: A,約50万人 B,約20万人 C,約3万人

問題2.
その中で、がんの死亡者は?
男性: A,約20万人 B,約13万人 C,約1万人
女性: A,約20万人 B,約13万人 C,約1万人

問題3.
日本人で生涯がんになる人は?
男性: A,2人に1人 B,5人に1人 C,10人に1人
女性: A,3人に1人 B,5人に1人 C,10人に1人

問題4.
がんになるリスクとして最も大きいのは?
A,遺伝 B,生活習慣 C,ウイルス

<答え>
1. 男性:約60万人 女性:約50万人
2. 男性:約20万人 女性:約13万人
3. 男性:2人に1人 女性:3人に1人
4. 生活習慣
<ひとこと>
今年の交通事故死者数が54年ぶりに6000人を下回るのに対して、がんで亡くなる方は約33万人です。
何と恐ろしい病気でしょうか。
しかし、最大の原因が生活習慣ならば、がんのこと、自分の体のことをよく知って、かからない努力をしましょう。  


Posted by エリック at 10:49Comments(1)

2007年12月19日

がんを防ぐための12ヶ条

この12か条を積極的に実行すれば、がんの約60%(禁煙で30%、食生活で30%)が
防げるだろうと考えられています。
一見、どれも平凡なことですが、統計や実験データを下に作られています。
今一度、ご自分の生活と照らし合わせて見て下さい。

 1.バランスの取れた栄養を採る
 2.毎日、変化のある食生活を
 3.食べすぎを避け、脂肪は控えめに
 4.お酒はほどほどに
 5.タバコは吸わないように
 6.食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多く採る
 7.塩分控えめ、あまり熱いものはさましてから
 8.焦げた部分は避ける
 9.カビの生えたものに注意
10.日光に当たり過ぎない
11.適度にスポーツをする
12.体を清潔に
  


Posted by エリック at 17:19Comments(0)

2007年12月18日

がんの「悪性」とは

本日より、「がん」に関してお伝えしていきます。
皆様のお役に立てれば幸いです。

では、第1回目のスタート

がんは腫瘍の仲間ですが、悪性の腫瘍といわれるこぶなのです。
主な理由は、
第1.がん細胞は人間の正常な新陳代謝の都合を考えずに増殖を続け、止まることがない。
第2.他の正常組織から栄養をどんどん取ってしまい、体が衰弱してしまう。
第3.体のあちこちに転移し、次々に新しいがん組織を作ってしまう。

がんを早期に発見する効果は、この転移が無いうちに見つけることであり、
原病巣を手術できれば再発の恐れが無いというところにあります。
  


Posted by エリック at 17:49Comments(0)