2008年02月25日

白血病とは?

いわゆる「血液のがん」のことです。

血液は、酸素を運搬する赤血球
     主に細菌やカビ、ウイルスを攻撃する白血球
     血管の壁に張り付いて出血を止める血小板などの血球と
     液体である血漿(けっしょう)成分から構成されています。

普段は赤血球の色で赤く見える血液が、がん化した白血球が異常に殖えて白く見えることから「白血病」という名前がつきました。

この病気は1800年代にドイツで初めて報告されましたが当時は十分な検査法や満足の出来る治療法はありませんでした。

今は容易に血液検査が出来ますので、血液が白くなるまで診断がつかないことは殆どありません。
以前は、「白血病=死に至る病」でしたが、現在では医学の進歩により、治癒が期待できる病気の一つになりました。


原因
原因は明らかでないものが多いが、多くの白血病細胞では染色体の欠損や転座が認められ、自律増殖能の獲得との関連が示されている。

放射線被曝、ベンゼンなど一部の化学物質などは発症のリスクファクターとなる。その他にウイルスが原因であるものが知られている。

「白血病は遺伝するのか」ということを気にする方がいますが、一般的に白血病は遺伝しません。
ですから、白血病の父母を持つ子供が必ず白血病になるというわけではありません。
また、患者と接したからといって白血病が伝染することもありません。

治療法
・化学療法
・造血幹細胞移植(骨髄移植、臍帯血移植、抹消血幹細胞移植、ミニ移植)
・分化誘導療法

治療費用
「白血病」の場合、入院治療が他のがんに比べて長くかかるケースがあります。
それは即座に、多額の治療費を意味します。
是非、なにかの備えをしておいて下さい。

では、本日はここまで。  


Posted by エリック at 21:56Comments(0)

2008年02月16日

増え続ける「大腸がんとは」

大腸がんとは、大腸の粘膜に出来る悪性の腫瘍で、直腸がんと結腸がんを総称したもの。
従来、日本人には少ないとされてきましたが、生活習慣の欧米化と共に増加してきて、現在では罹患者数・死亡者数共に大腸がんが胃がんを抜くのも時間の問題とされています。

いかに、食事が大事かということです。
「中国餃子」の問題もあります。
昔の日本人の食事を見直して、穀物を主食とする内容に替えてみては如何でしょう。
食料自給率も上がり、健全な国に近づくと思うのは私だけでしょうか?

【診断】
大腸がんは、早期であればほぼ100%近く完治しますが、自覚症状はありません。
従って、無症状の時期に発見することが重要となります。
大腸がんの検診の代表的なものは、大便の免疫学的潜血反応で食事制限なしに簡単に受けられます。
最近では、がんセンターで手術を受けた人の30%近くが便潜血反応で発見されています。
40歳を過ぎたらこの検査を受けてください。
何度も言います。がんの早期発見には検診が一番です。
そして、発見できたときのことを考えて、お金の準備もしておいて下さい。

では、次回まで・・・  


Posted by エリック at 14:55Comments(1)

2008年02月05日

自ら招くがんという病気

3回にわたって、「乳がん」についてお伝えいたしました。
ここで、今一度がんになるのは何故なのかを考えていただきます。

がんの発生原因は主に、外部要因と内部要因に分類されます。

外部要因

食事
食事の工夫で30%もがんが防げるといわれる程、がんと食事は関連しています。
・栄養や脂肪の採り過ぎ
・強い刺激(アルコール、香辛料など)
・塩分の過剰摂取
・発がん性食物の過剰摂取
さらに、バランスの悪い偏った食事は免疫力を低下させ、がん細胞を排除できなくなります。
食事を作られる方は、家族の命のために今一度お考えください。

たばこ
がんの原因の30%が「たばこ」だと言われています。
タバコの煙の中には、20種以上の発がん物質が含まれています。
しかも、受動喫煙(周りの人の煙の方が数十倍発がん物質が含まれています。)
家族の前で、平気でタバコを吸っている方は、家族をがんの危険に晒している事になります。
どうしても、タバコが止められない方は、せめて人前でタバコを吸うのは止めましょう。
家族や友人、仕事仲間を「がんの危険」に巻き込むのは止めましょう。

ウィルス
がんの10~15%はウィルスよるもの(ウィルス性肝細胞がん等)。
これまでに5種類のウィルスが人の「発がんウィルス」として認識されています。

内部要因

年齢・免疫異常・ホルモン分泌異常
免疫は、がん細胞などの異常を発見した場合、速やかに排除しようとします。
免疫力が低下していると、排除できないばかりか成長します。
がん細胞が腫瘍へと成長していく最大の原因は免疫力低下です。

取り除ける要因はなるべく排除してがんにならないようにしましょう!
では、本日はこれまで・・・

  


Posted by エリック at 10:13Comments(0)